ゴロチマニア 

日比日向多が勝手に稲垣吾郎さんを語ってます

稲垣吾郎ドラマ 六条伍銅シリーズ 王子様な生活⑥

 ラジオの収録で、僕はれいとの思い出のデートを話題にしてみた。

『こんばんは。六条伍銅のラグジュアリーアパートメントです。いつもは青山や広尾のおしゃれなお店のデートや、何もない、ゆったりした時間だけが合う海外のリゾートホテルのお話をしていますが、今日はいつもと違って、ちょっと素顔なデートプランを提案します。今日のデートの場所は、彼女の家です。僕は1輪の花を、そうだなあ、白のカラーを持って彼女の部屋を訪ねます。すると、いつもはスタイリッシュな彼女が素顔に眼鏡、服装は部屋着。う~んと、白と紺のボーダーでモコモコしてる上下。下はちょっとショートパンツタイプですね。その装いで僕を招き入れてくれます。そして彼女が僕に「はい」と渡す物。なんと黒のスエットの上下。これを僕に着るようにと渡してくれるんですね。くつろぐ気分満々ですよ。彼女の手料理は、豚汁と豚のショウガ焼き、菜の花の辛し和えで、ふつーの家庭料理。でもこう言う普通の物が作れるって、素敵ですよね。その料理には缶チューハイですね。ぐいっと飲んで、映画を見ますか。いつもなら映画のオリジナル感を損なわないように字幕で見ますが、この時は映画に見入ったりせず二人の会話も楽しめるように吹き替えで見ます。吹き替えなら多少画面から目を離していても、内容が分からなくなりにくいですからね。英語が得意なカップルは字幕でもOKですね。こんなふつーなデートもたまにはいかがでしょう?こう言う時はコタツですよね。夏はコタツ布団を外して、家具として使うやつですよ。クッションじゃなく座布団が良いですね。その座布団を二つ折りにして枕代わりにして床に横になっちゃう。中年オヤジ丸出しですね。こんな六条伍銅、ちょっと想像したらうけますよね。では、曲を1曲。SMAPで笑顔の元気です』

 

 収録後、吉川マネが嬉しそうに言葉をかけて来た。

「伍銅さん。今日のデートプラン良かったです。どうしたんですか?とっても親近感湧きました。素顔の六条伍銅ですか?」

「たまにはね、手だ届きそうな感じも良いかなって思いました」

 丁寧におどけて答えた。

 

 後日、このデートプランがリスナーから評判だとスタッフから聞かされ、数回れいとの思い出デートを語ることになった。

 

 6年付き合ったれいと別れた後、すぐに僕は新しい恋をした。エッセイストの朝日サキ。彼女とは運命の出会いだと思ったほど、一瞬でひかれあった。知的で情熱的、更に個性的で抜群な言葉のセンスに僕はひかれた。・・・結論を先に言うと、燃え上がるのも早かったが、燃え尽きるのも早かった。友人としては最上級の女性ではある。