ゴロチマニア 

日比日向多が勝手に稲垣吾郎さんを語ってます

稲垣吾郎ドラマ アザーセンスⅡ 霊感心理カウンセラー 六条伍銅④

 その日の夜、梨花は伍銅の自宅を訪ねた。付き合っていた頃は何度か訪れていたが、今日はなんだか緊張した。一度深呼吸をしてから呼び鈴を押した。訪問が分かっていたので、伍銅が対応し中に招き入れた。

「お邪魔します。とても久しぶりだけど・・・」

 梨花はわずかに頬を紅潮させて言った。

「ごめん、わざわざ。あんまり来たくなかったろうけど、人に聞かれない場所ってなると家が一番だからね」

「ええ、そうね。今日は協力してくれてありがとう」

 伍銅は梨花をカウンセリングルームへ案内した。

「で、子供の事を相談しに来た時の石山真紀の様子は?」

 伍銅は早速梨花に聞いた。

「ああ、えっとこれだわ」

 梨花はカバンから書類を出して見せながら説明を始めた。

「息子がいじめで不登校になった事を相談に来てるわ。対応した医師は、子供の様子を聞いて、ただ本人を見てみないと何とも言えないとして、アスペルガー発達障害の可能性もあるかも知れないと、児童相談所で判定相談を受ける提案をしたみたい」

「いじめの原因は、何か言っているのかい?」

「本人がはっきり言わないからとして、でも母子家庭であまり裕福ではなかったので、いつも同じ服を着てるとか、そのあたりでばい菌扱いって言うの?プリントとか汚そうに指先で端っこつまんで渡されたり、触れたら伝染るとか言われたりしたみたい」

「ああ。学校の対応は?」

「担任は何もないとしてたみたい。本人も言いたがらなかったみたいだし。母親も後で他の生徒から聞いて知ったこともあったみたいで。相談に来た時は、どうしたら学校に行けるようになるか?無理に行かさない方が良いのか?聞いてたみたい」

「いじめの主犯格はその時話題にしてた?」

「分かってるのは3人。名前はその時言ってはいないけど、まあ刺された父親の子供は3番手の子供ね。一番核になる子に言われて、物を隠したり、靴を捨てたり、やんややんやとはやし立てるみたいな」

 伍銅は少し目を閉じて真紀の深層心理に思いを馳せていた。