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新型コロナに感染していると大学受験出来ない理不尽さについて

 各大学の裁量によるようだが、東大・京大・早稲田などの名だたる大学では、今回新型コロナに感染していると判明した場合、受験は出来ず、さらに特別措置も講じないとされた。現役生は勿論、浪人生やその家族にとっては大問題だ。1年浪人すると、お金もかかるしその先の就職にも関わって来る。政府の後手後手の対応に加え、もし感染した場合は自己責任とはいかがなものか?

 テレビでは数人の医師が、普通のインフルエンザのような予防で良いと言っているが、入念にマスク、ディスポ手袋をして、手洗いもしていたと思われる厚労省の職員もクルーズ船で感染している。実際、インフルエンザであれば、殆どの受験生が予防接種を受けているし、一般的な風邪の場合は、すでにこれまでの人生の中で罹患済みで、その原因ウイルスに対して多少の抗体があるため、感染率は低いと思う。だが、この新型コロナウイルスは、新型のため誰も罹っていないため、抗体が無く接触すればすぐに感染してしまう。感染後に症状が出るかどうかは、それぞれ個人の持つ免疫力によって変わるだろう。自分の不注意で感染するわけでもないのに、罹ってしまった人はお気の毒で済ませるのは、余りに理不尽だと思う。

 

 私は妊娠17週の時、不正出血があり切迫流産で4週間入院した。退院後も医師から産むまで仕事しない方が良いと言われ、休職した。退院後の初めての産婦人科の受診で、看護師に個別指導で個室に呼ばれた。その時の看護師の言葉を今でも覚えている。

『17週で切迫って、今22週でしょ。今の医療だと助かるからね。34週過ぎてればまあまあ人として出来上がってるから、数週間保育器入って大丈夫かなってなるけど。まあ、ギリギリ30週は超えて欲しいよね。それがさ、今切迫なら28週以下で生まれる可能性あるでしょ。ずっと保育器。超未熟児。脳性麻痺。うまくいっても未熟児性網膜症、感染症と、親も不幸、生まれた子も不幸』

 その言葉を聞きながら、私が何をした!と心の中で怒り狂っていた。例えば私が妊娠初期であるにも関わらず、勝手にホノルルマラソンに参加したとか、夜な夜なクラブで遊び惚けていたとかなら何を言われても我慢できるが、普通に妊婦として、それなりに気を付けた生活をしていて切迫流産になったのに、ねぎらったりエールをくれるならまだしも、責め立てて差別的な発言をする。この人は年配の係長職の看護師だった。今回の受験生と同じように、不可抗力による事柄に対して理不尽な対応を受けるのは、何ともやり切れない。

 

 もし感染していたとしても、はっきり感染した事が分かれば受験できなくなると思うと、あえて受験が終わるまで医療機関に掛からない場合も想定できる。そうなるとさらなる感染拡大だ。

 自分で蒔いた種は、自分で刈り取る。因果応報。理不尽な対応には理不尽な結果がやって来る。