カウンセリングのビタミンC

生きると言う格闘技に一休みを。

ハムスターの癒しに脱帽

 2020年3月にハムスターを初めて飼った。オスのジャンガリアンハムスターで、ホドちゃんと名付けた。とってもおっとりしていて、ジージーと言う警告音を発する事もなく、家族全員にあっさり捕まるような、のっそりしている子だった。ひまわりの種、かぼちゃの種が大好きで、野菜や果物が嫌いな子だった。いつもケージの中で、外に出して!と言うように後ろ足で立って、ぴょんぴょん飛び跳ねていた。こちらがかまって欲しい時は、いつでもハウスから出してもあっさり捕まって触れ合うことが出来た。手に握ると大人しくじっと掌で握られていた。ちっともかじる事がなく、一度歯の事で病院へ連れて行った時、獣医さんが「この子、かまないね~」と感心したほどだった。癒しのホドちゃん。2022年1月、2歳1か月であの世に旅立った。ペットロス。悲しみと喪失感が私を襲った。

 その年の2月。我慢できず又新たにジャンガリアンハムスターを飼った。今度はメスでまるちゃん。ハムスターは性格にかなりの個体差があるとは聞いていたが、本当に全く違う。メスの方がやや神経質とは言われているが、全くその通りで慣れるまで1カ月程かかった。ちょっとエサを手渡そうとすると激しくジージーと警告音を発し、もの凄くすばしっこく簡単には手構える事が出来なかった。今は随分慣れたので警告音は発しないが、自分が触れられたくない時は忍者くノ一の様に瞬間移動か!と突っ込みたくなる程もの凄い素早さで逃げるため、ホドちゃんの時の様にいつでも触れ合う事は出来ない。昼間は殆どハウス内に身を潜めており、私がのぞくと警戒してずっと上を見て常に逃げ出せる姿勢でいる。夜の10時になるとハウスから出て来て、砂風呂を浴びたり、回し車で運動したり、ケージ内を飛び回っている。それを夜中の3時頃まで行って又ハウスに引きこもる。なのでまるちゃんのお姿を見れるのは夜だけで、ペットの割には触れ合う時間が少ない。でも、まるちゃんはまるちゃんで可愛い。まるちゃんもホドちゃんと同じで全くかじらない。ただ、なかなか捕まらないし掌でじっとしている事もない。自分のルーティンに忠実で、ひまわりの種は好きだがホドちゃんの様に周りが見えなくなる程種を追いかけたりはしない。まるちゃんはまだ1度もソファから落ちた事は無いが、ホドちゃんは何度も落ちている。ホドちゃんは種が大好きだったせいでちょっとおデブで、運動神経も今思えば悪かった。一方まるちゃんはすばしっこく運動神経も良いので、ケージの柵を伝って屋根の部分を開けてあげると、自分でよじ登って脱出することが出来る。まるでハムスター版女SASUKEの様だ。

 

 ハムスターが居なければ私の生活は本当に単調でモノトーンの様に感じる。あんな小さな生き物だけど、私を癒して余りある存在だ。

 スターシードは、地球の人間とはうまく距離が取れなく悩むが、ハムスターからの癒しは受け取れる。今もまるちゃんはハウスの中にいて、私はまるちゃんが自分から出て来る時を待っている。