カウンセリングのビタミンC

生きると言う格闘技に一休みを。

優しいカレーライス

お題「昨日食べたもの」

 

 昨夜はカレーライスだった。キャベツ、きゅうり、トマトのミニサラダを添えた。

 

 結婚した頃、夫は「毎日カレーでも良い」と言った。若かったのだろう。多分今なら3日目にため息だと思う。

 子どもが学校に行くようになると、給食とカレーが重なる日があった。でも子どもはカレーが好きなのであまり問題はなかった。

 

 私の退職後、カレーの日が増えた。理由は経済的な事だ。夫の給料日前になると、カレーでしのぐ必要性があるからだ。昨日の様にトマト付きのサラダが付くのは、かなりまれだ。

 カレーの翌日、朝カレーを食べるのは子どもだけだ。さすがに夫も2食連続のカレーは受け付けない。個人的にカレーとラーメンを連続で食べられるうちは、若い証拠の様に思える。

 

 私が実家にいた頃、我が家のカレー粉はハウス食品の印度カレーだった。私が作るようになってからは、ジャワカレーが主になった。そして結婚してみて、夫の実家はなんとバーモントカレー甘口の家だった。小学校の給食の様な甘いカレーに私はなじめなかったが、今はその甘口カレーになってしまった。夫に似て、子どもも辛いカレーは嫌いで、甘口を好む。カレー粉はバーモントカレー甘口に、こくまろカレー甘口やSB食品のとろけるカレーの甘口をブレンドして作る。甘口のオンパレードだ。水を飲む必要もない。

 ふと思い出した。私の作ったカレーを父と母は、「辛い、辛い」と言って、何度も水を飲みながら食べていた。本当は父も母も今我が家で作っているような、甘いカレーの方が好みだったのかも知れないと。

 カレーライスとラーメンは、すでに日本で日本人の口に合うように進化した日本食だ。本場の味とは違う物だ。

 

 凝って時間をかけて作ることも出来れば、ある物で安価で作ることも出来る。カレーは優しい食べ物だ。