カウンセリングのビタミンC

生きると言う格闘技に一休みを。

真面目な話をしよう。選挙だ!投票に行こう!

今週のお題「叫びたい!」

 

 選挙!選挙!選挙!とにかく投票に行こう!

 

 私は、人に褒めらるる部分もなく、癌になった事を切っ掛けにひっそり退職し、その退職金は一部老後のため国債を買い、パートでちょっと働いたが、再び別の癌になり手術を理由に人間関係で嫌気がさしていたパートの職場を止め、今は専業主婦と言う名の平日パチ屋に通うパチンカーだ。こんな私でも一つ譲れない事がある。それは参政権、政治に参加する権利、要するに選挙権の行使だ。今まで選挙の投票に行かなかった事は一度も無い。

 

 少し、真面目な話をしよう。

 その昔、女性には参政権は無かった。男性に帰属して生きるのが女性であるとされ、夫を立て、夫の家柄を立て、一歩下がって、夫に三つ指をついて敬うのを良しとされた。物が言えない、それは政治に参加できないから自分の意見が通る事もない、なので人としての尊厳が守られていなかったからだ。その女性が参政権を得るために、どれほど多くの先人たちの努力と犠牲があったか。私たちはもっと知るべきである。

 

 その昔、ほんの一部の人たちにしか参政権が与えられず、一部の人が決めた事柄に従うしかなかった人たちがどれほどいただろうか。奴隷、そんな呼び名をされた人たち。生きるだけの生活。私が子どもの頃ニュースで、黒人の方々に参政権が与えられ、朝4時に投票所に並んでいた黒人の方にインタビューすると、

「自分たちが投票できるんだ。嬉しくて待ちきれなくて来た」と話していたのを覚えている。この人たちはどれほど虐げられてきたのか。

 

 北の小国では選挙が行われるが、実際は非民主的な選挙で、100%結果は同じだ。将軍様に逆らえば、それは死を意味する。自分だけの死ではない。一族みんな一生不遇を受ける。

 

 私たちのこの日本は、戦犯国の立場となり国の存続も危うかった中、持ち前の勤勉さで経済成長を続け、民主主義を手に入れ、経済大国になった。これはまだ私が学生の頃までの話だ。自分が就職、結婚、出産、子育てをしている間に、日本はいつの間にか中国、韓国にも抜かれ、国民総中流意識の社会から、一気に中流階層が下流階層化し、一部の上流階層と激減した中流階層と多くの下流階層となった。 

 我が家は、私の退職で中流階層からこぼれ落ちそうだが、退職金やこれまでの預貯金があるため、何とか中流の端っこに右手が掛かっている状況だ。

 

 私は人生ギリ逃げ切れるが、子どもたちは?その先は?不安だ。年金は?医療は?何より仕事は?平和は?この地球は?考えればきりがない。

 

 そもそも政治とは。税金を集めその使い道を決め、納税者の多くが納得できる使い方をし、法を整備し国民が秩序正しく安心して生活できるように導くものである。

 例えば、お父さんがボーナスを持ってきたとする。

1.お父さんが働いたお金なんだから、お父さんの趣味のゴルフに全部使う。

2.お母さんのエステに使う。お母さんが綺麗になる事が我が家の幸せにつながるか    

 ら。

3.将来のため全額貯蓄。

4.子どものゲームを買って残りは旅行。

 この中で、納得できる使い道はどれだろう?どれも極端なので、ここで話し合いが成され、みんなが妥協できる着地点を探す。

 3分の1は将来のため貯蓄し、残りはそれぞれの趣味やゲーム購入に使い、加えて家族の思い出に近場の家族旅行に使う、など。限りあるボーナスを有効で意義あるものにするため、お父さんは趣味のゴルフは月1回、お母さんはエステで自分を綺麗にするのは勿論、家の中もきれいに保つ。子どもはゲームをする時間を決め、勉強も頑張る。そうして秩序が保たれる。政治はこれの規模が大きなものだ。だから自分たちも参加しなくてはならない。

 

 いつまでも、平和やお金、民主主義があると思うな!と言う事だ。私たちが守らなくてはならない。そのためにも投票に行って欲しい。