カウンセリングのビタミンC

生きると言う格闘技に一休みを。

引っ越しは断捨離の切っ掛け

今週のお題「引っ越し」

 

 私は子どもの頃から引っ越しの多い人生だ。父親は公務員で転勤も無いのだが、もの凄く飲む人でお金が無く、安い賃貸住宅を転々としていた。田舎なのでアパートではなく、古い一軒家が多く、安く借りる分何かと条件があった。

 物心ついたころ住んでいた家は、今で言う二世帯住宅の作りで廊下を挟んで隣のお宅と(勿論他人)と住んでいた。トイレは共同で廊下を渡ればお隣に行く事が出来た。その次は、役所の持ち物の家で賃料は安いが、昼間は人夫(町の役場で雇っている雑用や力仕事をする人)さんたちの詰め所が併設してあった。その後父の役職により官舎に住み、私が高校生になる頃には小さな古い家を買い、やっと持ち家になった。その後父が定年退職し、やっと念願の家を建て古い家から脱出した。

 私は、大学へ行きアパートは2回の引っ越し。大学では8週間の実習が3回あり、そのうち2回は通うことが困難につき実習受け入れ先の寮に引っ越した。就職に伴い実家に戻り、結婚で3回の引っ越し。今の家は建てて10年になる。もう二度と引っ越ししたくないと思って建てたが・・・。

 

 私は、産まれてからなんと15回引っ越ししている。転勤族でもないのにこの回数はちょっと多いと思う。ただ恵まれているのはこれまで迷惑な近隣さんに出会った事が無い点だ。せっかく家を建ててもお隣さんがもの凄く面倒な人だったり、モラルの無い人なら生活も大変だ。良くテレビで取り扱われているが、ごみ屋敷だったり、嫌がらせをする人だったり、騒音おばさんみたいな人だったら目も当てられない。

 しかし、今の場所に家を建てて10年程住んでいるが、ずっと空き家で2年ほど前から更地になっていた売地がとうとう売れたとの事で、春頃から建築に入るようだ。この新しく家を建てる住人が変な人でない事を強く願っている。

 

 私が多い引っ越しの中で学んだ事は、生活の中でいらない物が多すぎると言った点だ。いつも次の引っ越しの時に「あれ、この段ボールなに?」と思って開けると「ああ、ここにあったんだ!」となる。つまり次の引っ越しまで使われずとも生活に支障がなかったと言う事だ。なのに捨てずに、まあ捨てる場合もあるがそのまま持ち越される。今も家の中はいらない物で溢れている。引っ越しは断捨離の良い切っ掛けなのだろうと思う。

 

 今のロシアとウクライナの戦争。近隣の国で何かが起これば大変だ。日本は島国なのでその感覚が弱いのかも知れない。本当に1日でも1分でも早くロシアがウクライナから出て行く事を願ってやまない。ロシアのプーチン大統領も、ロシアの大国主義と言った思いを断捨離する時期に来ていると思うのは、私だけだろうか。